アカムツ(ノドグロ)釣りに行ってきました – 門前仲町永代通り店(Monzen Nakacho Eitai-dori)

2021.03.14

アカムツ(ノドグロ)釣りに行ってきました

オーナーの伏見です。

 高すぎてなかなか食べることができないノドグロ。それを釣らせる釣船が関東にはたくさんあるんです。東京湾、相模湾などもありますが、茨城、千葉方面の外房が一番盛んで釣果も安定しているように思います。

 水深150〜250mラインでの釣りとなりますので、錘は150〜250号。200号指定の船が多いです。当日は鯖の猛攻で、鯖を避けることができればノドグロにアプローチできるという状況でした。もう一つ大変なのは、ある程度中深海の釣りではつきものなんでしょうが、おまつりが頻発するということ。特に鯖がかかってしまえば一投一まつりという状況。

 釣果のポイントは、おまつりと鯖の対策。その日は完全にそんな感じでしたが、何とかその合間をくぐり抜けて4匹のノドグロをゲット。釣りにくい日でもあったので、この4匹が竿頭だったようです。大きいのから39センチ800g、37センチ700g、36センチ650g、27センチ350gと型揃いでした。

<タックルについて>

 アカムツを釣るには電動リールが必要です。ダイワの500番以上、シマノなら3000番台以上を選択することになります。PEは4号を巻いている人が多いです。私の行っている船はどこも4号以下の指定でした。多分指定の糸より細いとおまつりの時に負けてばっかで切れちゃいますよ。凧揚げの喧嘩みたいに。

 問題は電動リールの値段ですよね。当店もアカムツ釣りを意識して、新品のレオブリッツ500JPを置いていますが5万円以上します。全て揃えると竿とバッテリー、竿受けの購入等と合わせると10万円は超えてしまいます。

 そこで旧型ではありますが当店には中古の電動リールも今いくつか入荷しております。PEライン4号を400メートル以上巻けるは現在旧型のシーボーグ500Fe電動丸3000H電動丸3000R電動丸3000XH、現行機なので少々お高いですがビーストマスター3000。など豊富に取り揃えています。ビーストマスター以外は全て1万円前後で購入できる価格です。竿はぶちゃけ250号の錘を背負えれば何でもいいと思います。これも中古で買って、竿受けも中古で買えばトータル2万円でアカムツ釣りに行くことも可能です。

<ノドグロ釣りのコストパフォーマンス>

 アカムツの相場はご存知ですか?漁師もやっている船宿の方がおっしゃっていましたが、市場に持っていって競り落とされる額がだいたい1キロ1万円前後。大型になればなるほどキロ単価も上がり小型は安くなる傾向のようです。1キロ越えなどは1万5千円くらいの値がつくそうですよ。市場の競り金額ですので末端ではその倍くらいですかね。

※コロナで現在は少し下落しているようです。

 以前料理屋で6000円くらいのノドグロ煮付けを注文しましたが、まあ小さいこと小さいこと。でも市場での金額を考えると当然ですね。

 そこで、とっても嫌らしいですが今回私が釣ったアカムツを市場価格に換算すると、4匹の合計が2.5キロなので25,000円となります!高級魚専門店や料理屋さんで食べるなどの末端価格に換算すると4〜5万円ですね。

 私、新品のセットを10万円以上かけて揃えましたが、船代など引いても数回の釣行で元が取れる計算になります。ましてや中古で揃えた!なんてことですと一回の釣行で元とれます。

 人によってノドグロを手に入れることに対する価値は違うと思います。誰しもコストパフォーマンスが合うわけではないでしょうが、魚好きで釣り好きの方ならば、やらない手は無いと思います。最高のコストパフォーマンスフィッシングですから。

 私だけでなく店長飯島もアカムツ釣りに行きます。少し敷居が高いでしょうから、なんなりとお尋ねください。タックルのこと、船宿のこと、釣り方など…。

 この釣りは是非、普段キャッチ&リリース派の方やシーバス、ブラックバスしかやらない方も別物としてやってもらいたい、お勧めの釣りです。

 いわずもかな、極上の味でした。