タックルベリー
2025.12.16
神流湖へワカサギ釣りへ行ってきました!【3】
こんにちは〜スタッフの宮原です!
神流湖観光ボート(KKB)さんにお邪魔してきました〜
今回はボートでの出撃です!
ということでワカサギ釣行の様子をお届けします
当日は快晴、ほとんど風もなく最高の釣り日和でした

前回、農協ワンドと呼ばれるエリアで釣れているとの情報を得たので今回はそこで一日中やりました
農協ワンドは桟橋からすぐ近く、手漕ぎのボートですぐ行けるお手軽なポイントです
トイレに行きたくなったらすぐ戻れる距離です!
浮島がありロープが張られているのでボートで近くまで行ったら係留しましょう!
その日は既に6艘ほどの常連の方々がおり、そこへお邪魔させてもらいました
桟橋から見て浮島の右側です
水深は24mほど
水温 表層、湖底ともに5〜6℃
朝、着いたときには既に皆さん神流湖特有のデカサギをポツポツと釣っていました
これは期待せざるを得ません!
準備したのは手バネ竿です
なんとこの日のために新たな手バネ竿をさらに用意しました!
それがコチラ!

これまで使っていた手バネ竿は浅場、軽い錘向きなので神流湖の深場では使いにくいと考えたからです。
新たな手バネ竿は5〜10gほどの錘がいい感じに扱えます
握りも少し工夫が凝らされたものを装着!
この握り穴が空いたところを摘みながら糸を水中に落とすことでクルクルと回ってくれます
深場で仕掛けをスムーズに沈めることができるので非常に便利です!正直これが一番使いたかったまであります
道糸はサンラインのアイスラインワカサギの1メートルごとにマーカーの入ったナイロンを使ってみました
手バネ竿ではタナ取りが大変なのでマーカー付きは便利なはずです
ナイロンは伸びがあるので深場では扱いにくいのは理解しているのですが物は試しです
まずは使ってみて判断、これが重要!
仕掛けはもちろん自作
モトス フロロ1.2号
エダス フロロ0.4号を3cm
がまかつの細地袖4.0号を2本の30cm間隔
全長90cmです
ワカサギ仕掛けで2本バリ!?
驚くかもしれませんが、これにはもちろん考えがあります
まず第一に
深場での手バネ竿の扱い、手繰りが慣れていないため仕掛けはシンプルで絡みにくいものを用意しました
当たり前ですがハリが増えるほど絡みやすくなります
いきなり釣ろうとは思いません
練習です
第二に
いてもなかなか餌を食わない神流湖のワカサギに対してどうやってアプローチするか?となったときに本来ならば少しでも掛かる確率や、見つけてもらう確率を上げるためにハリの本数を増やすところです
しかし、あえてその逆を攻めるという作戦です
ハリの本数が多いほどワカサギからは“仕掛け”という大きな物体が水中で動いて見えるため警戒して釣れなくなる…という勝手な想像です
常人ならば普通はハリの本数を減らすことはしないと思いますが、他の人がやらないことをあえてやる
固定概念に縛られない釣りが私は好きです
ちなみにその日は一本バリまで用意していました
前置きが長くなりましたが
いざ仕掛けを投入
エサは白サシです
水深20mを超えてくるとやはり仕掛けを握りから道糸を出すだけでも一苦労のところ、新たな握りのおかげでクルクルと勝手に落ちていってくれます
これを用意したは大正解でした
錘はタングステンの10gを使用
新たな竿も錘負けせず非常に扱いやすいです
何より長さもあるのでボートからの姿勢もやりやすい!
最初は底から攻めていきました
誘いはとにかく色々試しましたが反応はなく、隣の方々は大きな大きなデカサギを慣れたように釣っていきます
何より皆さん使う仕掛けがとにかく長く、滑車も必須というご様子です
これが神流湖特有のワカサギ釣りなのでしょう
エダスの感覚も30cmほど、ハリの本数は6本以上、全長2mを超えるような仕掛けです
そして、そのスタイルは十人十色
通常の電動リール二刀流の方から、自作の穂先と自作の電動リールを使う方、長竿の置き竿三刀流、電動リールと手バネ竿と長竿の3本をそれぞれ扱う方まで!
それぞれの方が独自の路線で神流湖のワカサギを攻略していました
そして皆さんが釣れています
一向、私は反応なし!
ですが焦らず少しづつ底からタナを上げ、誘いを色々試して…を繰り返していきました
しばらくして一度仕掛けを引き上げるために手繰りましたが特に異変は無く、餌を付け替え再び投入しようとしたところ
なんと道糸が絡まり解けなくなってしまいました…まだ使い始めたばかりのナイロンの道糸でしたがやはり水深20mを超える手繰りではどうしても絡まってしまうようです
仕方ありませんが握りを以前のものに戻し、道糸はホンテロンの0.8号で再び投入しました
何回かの釣行を経て既に癖や結び目もでき、かなり扱いにくくなってはいますがホンテロンはナイロンに比べて圧倒的に使いやすいです
深場での手繰りの道糸はエステル一択なのかというところですが、候補としてはまだあります
PEラインです
それもコーティング加工のされた張りのあるタイプです
エステルに1mごとのマーカーが入った物はおそらくありませんがPEならばありますね!
こちらはそのうち試してみようと思います
アタリがないまま少しづつタナを上げていき80cmほど底から仕掛けの下端が上がったところでようやくアタリがありました!
しかし乗らず!
いや、手繰り中にバレている?
その後もすぐにアタリがありましたがコチラも残念ながら掛かっておらず
お昼前まで手バネ竿でやり通しましたがそれ以降反応はありませんでした
そこで一度手バネ竿からいつもの長竿の二刀流へバトンタッチ
こちらは先ほどまで手バネ竿につけていた2本バリ仕掛けを片方に、もう片方はいつもの神流湖仕様の袖4号の5本バリにチェンジしました
誘いはいつもの交互にチョイチョイする空合わせです
……………反応なし
一度仕掛けを落としている時にアタリがありましたが掛からず
錘を軽くしたり誘いを変えたり、タナを変えたり色々と試しますがアタリがありません
しばらくして一緒にやっていた方から浮島の反対側(桟橋から見て浮島の左側)の方が釣れるよーというお声をかけていただき、そちらへ移動しました
少し動くと水深が28mほどになりました
そこでも一通り試した後、反応がなかったため片方の竿を試しにハゼ用の天秤仕掛けの一本バリに変更してみました
ハリスは10cmほどハリは細地袖4号
ワカサギの仕掛けは胴突き仕掛けが一般的ですが、天秤仕掛けにすることでハリを完全に漂わせるイメージです
本当は赤城大沼のボートで試したかった釣り方なのですがそのときは時間がありませんでした
こちらは基本置き竿にし、時折ききあげて仕掛けをフワフワと…まるで太刀魚の餌釣りをしているようです
全く反応がなければ極端なことをしてみる、もしくは同じことをひたすらやり続ける
経験の少ない釣りに大してはこの攻め方をするのが自己流です
中途半端に少し変えてもよくわからないですからね
………が反応なし
ということで昼過ぎ、一旦昼食をすぐに済ませ仕切り直し、手バネ竿一本に戻しました
仕掛けは神流湖用に以前組んだ4本バリの袖バリ4号
水深28mで手繰り……絡まずにやれるのか?不安に思いつつ、とにかく昼過ぎの後半戦は、新たな手バネ竿の使用感を確かめるように集中して穂先を見つめ続けました
しばらくやっていて気づいたのはボートは浮島に繋がるロープに係留しますが、少し風が吹くと係留されていてもボートが動き、それに伴いタナも1m以上変わるということでした
錘を底ギリギリのタナにしていたところが急に道糸が弛むことが度々ありましたが、そういうことです
そしてこの少しのズレでワカサギがいるポイントから離れ全くアタリがなくなるそうです
何を今更と思うかもしれませんが、やはり少しでもワカサギのいるタナをカバーできるように仕掛けは長い方が有利なのでしょう
常連の皆さんが長年やっていくうちに導き出した答えなのだと思います
ということでアタリはありませんでした
周りの方は「渋いねー、こんな渋いのは今期初だよ。」とは言いつつ確実に大きな大きなワカサギを釣り上げていきます
釣れるたびに感嘆の声が出てしまいます
明らかに経験、技術、道具の差です
そしてこれが神流湖のワカサギです
15時頃、皆さん満足してだんだんと帰っていきました

1人残業です
ここからはひたすら手繰りの練習をしました
水深26〜28mをひたすら上げ下げしました
以前にも触れましたが、手バネ竿の手繰り方は様々です
手繰った糸を竿を持つ手に束ねる、もしくは水面に捨てていくの2通りが直近では使用感良く感じていましたが、道糸に段々と癖がつき絡むことも多くなりました
そこでその日、滑車を使い手繰っていた方を参考に手繰った糸を床に置いていく方法を試してみました
右手で水面から手繰り、左手に手繰った糸を渡し、そのまま糸を床に置いていくという動作です
これが思ったよりも手繰りやすく、尚且つ速いです
慣れてくると手巻きのリールよりも圧倒的に速く、仕掛けの投入時でも絡みにくく今までで一番やりやすかったです
欠点としては風が強い日は手繰った糸が流されて絡まることでしょうか
滑車を使わない方法としては利き手に手繰った糸をグルグルと巻き付けていく方法もあるそうです
まだしばらくは手繰り練習の日々が続くかもしれません
ということでアタリは3回、魚は0匹
15時45分、日が山に隠れた瞬間に納竿としました
残念ながらワカサギは釣れませんでしたが、とても学びの多い釣行になりました
先行者の方々、一緒に釣りをさせていただきありがとうございました!
常連の方々は10匹は余裕という感じ、名人と呼ばれる方は20匹も釣っていました
流石です!
神流湖ワカサギ難しいですが、釣れないほどに次の1匹の喜びが大きくなります
期待を込めてまだまだ行きます
よろしくお願いします!
そして名人からハスとモロコをいただきました!
感謝!

ハスとモロコは一日寝かせて塩焼きで食しました
新鮮なものも良いですが、新鮮すぎても身離れが悪いため一日寝かせるくらいが一番良いと思います
ハスは他の魚で例えるとカマスが近いかもしれませんね
水分多めの魚で鮮度が落ちやすいです
モロコは神流湖のワカサギと同じ感覚で丸ごといくと骨の猛攻に合うので、丸ごとカラッと揚げるのがオススメです
最後まで読んでいただきありがとうございました

それでは〜
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