【消耗品研究会】~オフセットフック編~ その8 – 多賀城中央店(Tagajo Chuo)

2025.09.06

【消耗品研究会】~オフセットフック編~ その8

どうも、多賀城中央店宮田です!

 

 さて久々の消耗品研究会。オフセットフック編をかなーーーーり飛び飛びでお送りしておりました(笑)

 が、いよいよ今回で終了。今回は残りのオフセットとストレートフックについて書きます。

 

 

 とその前に、オフセットフック編もインデックスを作っておきますのでここからご覧くださいな。

 ちなみに、 各インデックスは当店店頭ですぐ開けるような工夫を行ってますので、ぜひ当店までお越しください。宮田が居れば応対も出来ますので。

 

・消耗品研究会 ~オフセットフック編~ その1

・消耗品研究会 ~オフセットフック編~ その2

・消耗品研究会 ~オフセットフック編~ その3

・消耗品研究会 ~オフセットフック編~ その4

・消耗品研究会 ~オフセットフック編~ その5

・消耗品研究会 ~オフセットフック編~ その6

・消耗品研究会 ~オフセットフック編~ その7

・消耗品研究会 ~オフセットフック編~ その8 👈イマココ

 

 

 では本編へ!!

 

 

 

 さて今回はコチラから。

 

・ささめ ロックフィッシュフック ワイドゲイプオフセット

 

 ささめ針のロックフィッシュ用オフセット。名前の通りワイドゲイプで、線径は標準クラス程度に見えますね。

 

 

 このフックは、系統でいえば岩礁カウンターロックに近いコンセプトのフックに感じます。どちらかというと早掛けに特化していますが、アイの下の所のベンド角度が結構付いているので通常使用時のワームのズレも少ない。

 ストレスなく使用出来て、かつ瞬間的なバイトに対応できます。

 

 

 一方岩礁カウンターロックと決定的に違うところは、線径とサイズ展開

 岩礁カウンターロックが太軸で#1~#3/0のサイズバリエーションに対して、こちらは標準線径で#4~#3/0のバリエーション。一言でいえば「より繊細な釣りにも対応できる」という特徴があります。

 例えば「テトラ、ケーソン打ち」、例えば「ロングスピンの小さめワーム」…等々、小さいワームを使う場面が少なからずある中で、ストレスなく使えて即掛け出来る様なフックを求める場合は適任なわけです。そんなカンジ。

 

 

 

・ベリーベリーシリーズ ベリーオフセットⅡ

 

 こちらはもういわずもがな、タックルベリーブランドのフックですね。標準線径でワイドゲイプです。

 ちゃんとしたメーカーで作ってるので品質も問題無し、ネックの角度もついていてワームホールド力も良し、刺さり良し、線径も標準なのでほとんどの釣り方、ワームに対応できます。

 

 …え?欠点ですか?あるわけないじゃないですか最高のフックですよ。まぁ強いてあるとすればサイズ展開が#1~#2/0しか置いていない所と、そもそものワイドゲイプフックの弱点くらいですね。タックルベリーユーザーは絶対使うべし!!

 

  

 

 

 ここからストレートフックとその他です!

 

・フラットフィッシュフック レギュラーストレート

 

 こちらはささめ針のストレートフック。細かい事を言えばワイドだのナローだのがあるんですが、今回は割愛します。

 

 

 

まずは、≪ストレートフックの利点≫について。

 

 一言でいうと「深く刺さる」というメリットがあります。

 フッキングをする際に、フッキングの力がかかる方向と針先が刺さる力がかかる方向の角度が大きいので、魚の皮膚に対してオフセットフックよりもより垂直に近い方向に刺さります。なので、オフセットフックよりも深く刺さることが多いです。

 うーん言葉で説明すると中々伝わらない感じがしますね…(笑)

 

 加えて、針先がほぼ完全に隠れるのですり抜けもいいですね。バス釣りではカバー撃ちなんかに昔から使われていた歴史があります。

 

 

 逆にデメリットですが、ひとつに「フッキングに力が要る」という点。先ほどの利点の所でも書いた通り、フッキング力と刺さる方向との力の向く方向が離れているため、フッキング時に力が分散してしまいます。

 なので、オフセットフックよりも大きな力でフッキングしないとそもそも刺さりにくい形状をしているんです。遠投とかしちゃうとフッキング的に言うとかなり不向きです。

 

 あとは、セッティングがちょっと面倒。慣れていないとセッティングに時間が掛かったり、真っすぐ刺せなかったりしますので、そのあたりがちょっと大変だと思います。

 

 

 というのが簡単なストレートフックの説明。

 

 で、改めてフックを見てみます。このフックは「フラットフィッシュ」とついているだけあってマゴチやヒラメに向けて作られていると予想出来ますが、おそらくボートフラット向けでしょう。

 フラットフィッシングを考えると、ショートバイトというのがほとんどありませんので、食ったらしっかり貫通させて獲ることを優先したい。と考えると、確かに向いている気がしますよね。細身のフックなのに結構固くて丈夫なのもいいですね。

 あとは、個人的に良いなって思うのが「針先が隠れる事」。サーフゲームでお気付きの方も居るかと思いますが、砂に擦れ続けると意外と針先がダメになって来ます。その点ストレートフックは針先を完全に隠せるのでその心配がありません。

 

 

 

・カルティバ B-31 ストレートワーム

 

 こちらはカルティバのストレートフック。

 

 カルティバと言えばの「カッティングポイント」が搭載されていて、フッキングした時の切り裂く力が上がっています。フッキング力が必要なストレートフックにおいてこれはものすごく助かる。

 あとは、気持ち少し細めの線径なのもポイント。最低限の強度は勿論ありますが、線径が細いほど貫通力は上がりますので、ここでもパワーロスをカバーしています。

 

 上記同様フラットフィッシュは勿論、バスでの使用も良いと思います。個人的にはバスならこっちの方が利点は大きいと思います。

 

 

・リューギ スライドピアス

 

 最後のひとつはこれ、「スライドピアス」。ストレートフックとはまた少し違う気もしますが…。

 

 こちらは「バックスライド用フック」。ストレートフックは、重心が後ろ側に集中するのでバックスライドに向いているというメリットもあります。

 このフックは、よりバルキー、つまりは太いワームでも使えるようにかなりワイドに設計されています。あとは、ワームキーパーもついているのでズレも少ないです。カバーに打ち込んで使うには結構重宝します。

 あとは、アイの位置をワーム上方部にセットする事になるので、それを活かしたセッティングも今後出てくるかもしれません。なにぶん最近出たフックなのでまだまだ未知の可能性があるフックです。面白いですよね。

 

 

 

 

おわりに

 

 以上でオフセットフック編が終了!最後長かったですね…(笑)

 

 オフセットフックは、ワームフィッシングで一番使われていると言っても過言ではない系統。それだけに、各メーカーさんのこだわりが詰まったフックばっかりですね。

 もちろん他のツールもこだわりが詰まっていますが、オフセットフック程種類があったり形状の違いがあったりはしないでしょう。それだけに、我々ユーザー側もこだわって楽しめる事が多いハズですね!

 

 さて、次回は「マス針編」をお送りしますが、ほとんど種類が無いので1回で終わります。

 その後は「ジグヘッド編」をお送りしますがこれは結構あるのでまた飛び飛びになる可能性あり…(笑)もちろん最終的にインデックス作ります。

以上、多賀城中央店宮田でした!ここまでありがとうございます!

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