ラパラ推し – きぬた世田谷通り店(Kinuta Setagayadori)

2024.12.16

ラパラ推し

皆さまこんにちは。タックルベリーきぬた世田谷通り店です。今日はバス担当山本が推す「Rapala/ラパラ」のルアーをご紹介させていただきます。「ラパラ」は元々フィンランドの漁師だったラウリ ラパラ氏がハンドメイドしていた漁具が始まりだと言われています。日本のルアーフィッシングにおいてもミノーの始まりは輸入された「ラパラ」だと思われます。日本の名立たるミノービルダーのレジェンド達も最初は「ラパラ」を手本にしていたとか…。そんな話を聞いた事があれば「ラパラは昔のルアーでしょ?」という印象をお持ちの方も少なくないと思います。しかし、「ラパラ」は今でも新製品をリリースしていますし、本場でバスマスタークラシックを制している現役トッププロのシグネチャーシリーズがあったりするバリバリの現役なんです(←表現古くてアレですが…笑)。今を釣る最新ルアーをリリースし続けながらも、バックボーンには伝統に裏づけされたノウハウがあるという王道的ルアーブランドが「ラパラ」だと思います。実は山本も「ラパラ」に目覚めたのはここ数年の話…。存在やストーリーを知っていても「昔のルアーでしょ?」と思っていたクチです。しかし、使い込んでみるとどうでしょう、バルサウッドというナチュラルマテリアルを使っているとは思えないクオリティ、そしてとにかく「釣れる!」という事実。今日はそんな山本が推す「今のリザーバーを釣るラパラルアー4選」をご紹介させていただきます。

まずご紹介するのが「シャッドラップ」これは日本に入ってきてから数十年が経過するレジェンダリーなルアーです。私がバス釣りを始めた頃にはすでに伝統的ルアーという扱いでした。最初に使ったシャッドラップは7cmサイズのSR-7でした。「ヌメヌメとライブリーに泳ぐ動きは良いけど飛ばないな…」という印象で使わなくなりました。それから二十数年が経ち、友人と釣行していたときの事です。三島湖でシャッドラップでボコボコに釣られてイメージが変わりました。しかも友人はフツーに飛ばしているのです。そのときに友人が使っていたのがSR-5、5cmサイズのモデルでした。小さくなると軽くなるので「もっと飛ばないのでは?」と思ったのですが、リップ面積が小さくなる事で空気抵抗が軽減されてSR-7より飛ばせるんです。スピニングタックルとPEラインの組み合わせで国産ブランドのABS素材でできているシャッドと遜色なく使えます。トゥイッチでダートさせるよりはクランクベイト的にタダ巻きで使うのがオススメです。先に書いたライブリーなアクションはバルサ製ならではの動きですし、高浮力なバルサ素材のおかげで根掛かりも回避しやすく岸釣りにもオススメです。最近のシャッドラップにはセクシーシャッド的なチャート色のマーキングが施されたイマドキなカラーもラインナップされていて、これがまた釣れちゃうんです。ラパラ入門にはまずSR-5がオススメです。

次にオススメするのがレジェンダリーな名作を現代的にブラッシュアップした「ELITE SERIES/エリートシリーズ」のシャッドラップエリート55です。エリートシリーズは「飛ばない」と敬遠されてきた名作を新たに見直して、飛ぶルアーにしてしまうラパラファンを驚愕させたシリーズです。そしてついにシャッドラップもエリート化。リリースされてすぐに飛びついた山本が選んだのはもちろん55サイズ。SR-5に近い大きさです。今年の春に戸面原で使ったら答えはすぐに出ました(画像のバスです)。仕入れ決定です笑。SR-5より飛びますが潜行レンジも僅かに深くなります。なので根掛かり回避を重視するときはSR-5,もう少しレンジを入れたいときはエリート55と使い分けています。あと、向かい風のときはエリート55にして、レンジを下げたくなければロッドを立てて潜行深度をコントロールしています。

そしてエリートシリーズからもう一つ。「FLOATER ELITE85/フローターエリート85」です。これはラパラの原点にして日本のミノー史を語る上でも外せない存在「ORIGINAL FLOATER/オリジナルフローター」をエリート化したものです。昔はオリジナルフローターのことをラパラと呼ぶ人がいたくらい、同社を代表するルアーなのですがシャッドラップよりも軽く飛ばないルアーでした(その飛ばない飛距離でも釣れてしまうほど泳ぎが秀逸なのですが…)。フローターエリートも「ぶっ飛び化」したことでオリジナルより若干レンジが入ります。タダ巻きやストップ&ゴー(グリグリ)で使うのが趣きがあって良きです。エリートならではのリアルな表情も雰囲気あって好きです。

最後にご紹介するのが OG DEEP TINY 7 です。OGはOTT’S GARAGEの略でバスマスタークラシックも制覇している オット デフォーがガレージでカスタムしたり自作していたルアーをラパラが量産するというシリーズなんです。現役のトッププロが試合で使うガチのルアー。当然ですが根掛かり回避性能は凄く高いです。アメリカのプロがローカルのハンドメイドクランクを100個単位で購入したりする話を聞いたことがありますが、それは「それだけの数を買って全部泳がせたうえで当たりルアーを探す」という事なんだそうです。いわゆる「神ルアー」を探すのに時間とお金をかけているのがトッププロなんです。そんなオット デフォーのシグネチャーモデルを作れるのは高品質なバルサルアーを量産できるラパラだったというのも納得です。魚種を選ばないオールラウンダーなルアーを作ってきたラパラがトッププロのリクエストでバス専用のルアーを作ると言うだけでワクワクしました。そんなシリーズのなかで最近気に入っているのがこの DEEP TINY 7(OGT-7) なんです。いわゆるタイニーサイズのフラットサイドクランクです。USのガレージブランドに肉薄するハイピッチアクション。しかも箱から出してすぐに使えるハイクオリティ(ガレージブランドのルアーは最初から真っ直ぐ泳がないものあるんです)。しかもこのOGT-7、話題のシェイキーにも対応します!シェイクしながら巻いてくると移動距離を抑えて左右にパタパタと倒れこむようなアクションで動きます。スローに食わせるテクニックとしてタフコンディションにオススメです。7ftダイバー(約2.1m)という潜行深度も絶妙に使いやすくて、ボートだけでなく岸釣りにも良いと思います。

こんな感じでスタッフ厳選の「釣れるラパラ」を揃えて皆様のご来店をお待ちしております。冬バス攻略にもオススメです!(と言いながら、山本は現在3連続デコ…今週も房総へ行ってきます!) 冬はフィールドが空いていて、好きなエリアを思いっきり巻き倒せるので気持ちよいです。小バスの活性が落ちる冬だからこそ、ビッグ狙いの巻き展開が可能になります。冬バスが気になる方、きぬた世田谷通り店でお待ちしております!

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