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森永誠の釣り日和

2008.11.16 Sunday第29回 1週間で釣り堀4回「やっぱり釣りは楽しい」

 世界的な金融危機で日本経済が下降線を辿っている昨今、釣り業界もそのあおりを受けているようだ。先々が心配と財布の紐を締める人が多いようで「釣り具が売れない」あるいは「渡船を利用しない」と厳しい状況だ。 釣具店も渡船業者も釣り人を呼び込むために必死。当然のように釣りに関わっている私としても、釣りを多いに盛り上げるためにいろいろなことで頑張っていくつもり。そんな中、関西の海上釣り堀は大繁盛で、どこの釣り堀も年末まで土曜、日曜日は予約でいっぱい。年末にしても「正月用の魚を確保したい」と釣り人は早くも臨戦態勢。竿を出せる人数が限られている釣り堀だけに、早く予約をとばかりに電話攻勢。食事もできないほど鳴りっぱなしだと業者はうれしい悲鳴。
 釣り堀業者は人気にあぐらをかくことなく、釣り人のニーズに答えようと各イベントを実施。平日は大幅放流のサービスデー、放流魚も超大型を放流、そしてクエ、イシダイ、マグロといった高級魚を目玉にして釣り人の釣り意欲を掻き立てる。最近は単独で訪れる人は少なく、仲間や会社の同僚で貸し切るケースが多くなっている。安全でみんなで楽しく遊べる上に釣果も安定、おまけに食べてもおいしい魚ばかり、というのが釣り人に釣り堀が受け入れられている大きな理由だ。
 その人気の釣り堀に11月4日から9日までに付き合いや仕事で4回も出かけてしまった私。
 4日は元参議院議員でラジオ、テレビでもお馴染みの中村鋭一先生や元阪神タイガースの福間納投手と大阪府谷川にある「釣り堀・オーパ」へ釣行。カンパチ、マダイ、シマアジ、ヒラメ、ハタが竿を曲げてくれて大騒ぎ。中村先生もご老体?にムチ打って大張り切りで、青物をヒットさせての取り込みは「もう無理や」と同行の「助さん&格さん」に助けを求めて周りは大笑い。福間投手は島根県浜田出身とあって釣りはお手の物。最初こそ私が指導したが、あとはすべて自分で行い釣り堀を大満喫。「釣り堀がこんなに面白いとは思わなかった。連れてきてもらってよかった」とうれしそう。
 5日もオーパに出向いた。この日は毎月(水曜日)に行われている釣り堀メンバーの親睦会。常に30〜40人が参加してにぎやかに行われるが今回は出席率が悪く23人。この親睦会にはオール阪神さんも常に参加してくれるが、今回は仕事で残念ながらお休み。参加率の悪い少々寂しいスタートだったが、釣りが始まると、いつものにぎやかさが戻り、各イケスから「やったぞ」「ばらした」「お先に…」など笑いと歓声が起こる。メンバーは自営業、大阪日産の南部地区支店(水曜が休業)の釣り好き、この日だけ会社を休む兵もいる。誰彼となく賞品を持ち込んで順位を競うこの親睦会、いつもながら気の合った仲間と大好きな釣りを楽しむのは実に楽しい。次回は12月3日か10日の予定。
 8日は昨年に続いてモンゴルから訪れた6人の子供たちとの釣り。今回は小学生の低学年が中心のため釣り仲間にも協力をお願いした。来日したのは「日本創造教育研究所」(田舞徳太郎代表)が当地に設立した「大地の家」の子供たち。いろいろな事情で親に捨てられた子供27人を同研究所がお世話し、その子供の中から今回は6人を日本に招待。日本の企業の社会見学、日本の風土や文化にも触れてもらおうというもので、そのプログラムに釣りを取り入れている。というのもモンゴルには海がなく川、池、湖がロシア側に少しだけあるだけ。海を見たことも触れたこともない子供に触れさせたいという願いからこの企画がスタート。昨年同様に淡路島の「淡路じゃのひれフィッシングパーク」でマダイ釣りを楽しんだ。もちろん6人ともこの日が釣りは初めて。
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 同パークの山形社長のご厚意で大量のマダイを放流していただき、釣り開始から入れ食い状態。顔を真っ赤にしてマダイの引きを味わい、初めてみる生きたマダイに大感激の子供達。竿を曲げる度に大きな歓声を上げ、予定時間の2時間はあっという間に過ぎ去った。「女の子だけどセンスがあるわ。僕の弟子にしたいくらい」と私の釣りの師匠である泉州ハネ釣研究会の今中毅会長は笑って話すが顔はマジ。その女の子は最後には自分でエサを付け、アタリもしっかりと取り、やり取りも様になっていた。「きっと子供達には忘れることのない1日になったと思います。ご協力ありがとうございました」と田舞代表。子供達も感謝の気持ちと伝えたいとモンゴルの歌を日本語で披露してくれ、その素直な歌声に協力者は大感激。「初めて釣りをしたけど面白かった」と子供達は声をそろえ、「夢のようでした」と話してくれた女の子が印象的だった。
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 9日は私が生出演しているラジオ番組「ラジオよしもと・むっちゃ元気スーパー・オール阪神の釣り道楽」(月曜日、タックルベリー提供)でアシスタントをしている増田倫子さんと相方の稲垣早希さんと和歌山・唐尾の釣り堀・紀州へ。2人は桜というユニットで活躍中。今年に続き来年もリサイタルを開くようで、そのプロモーションビデオを作りたいというお願いを受けたのだ。沙希ちゃんはエヴァンゲリオンのコスプレが売りで、そのコスプレで和歌山・串本から丹後半島の経ケ岬までを旅するテレビ番組「ロケみつ」で「桜・稲垣早希の関西縦断ブログ旅」で人気沸騰。そのコスプレで釣り堀に出向いていき釣りをしようという企画。事前に訪れることを知らせてはいたが、異様なコスプレに周りは度肝を抜かれた感じ。釣り人の予想通りのリアクションに私や関係者はしてやったりとニンマリ。どの釣り人も親切でインタビューにもしっかりと答えてくれ、釣り座も譲ってくれるなど和気藹々のロケ。釣りが初めての2人、マダイのパワフルな引きに大興奮で「森永さん、また釣りがしたい」と帰り際におねだり。若い女性が釣りに参加するのは釣りのアピールにもつながるので大賛成の私。すぐに「了解」と次回の約束をしてしまったのはいうまでもない。
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 大人気の釣り堀、このブームは今後も続きそう。さあ、次はどこの釣り堀に行こうかな。
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森永誠
森永誠

森永誠(もりながまこと)
昭和31年に世界遺産で有名な鹿児島県屋久島で生まれる。中学1年で大阪に移り、大学卒業後に週刊釣りサンデーに入社して編集部員に。25年勤続したが廃刊を機に独立して編集プロダクション「オム・オーシャン」を設立。現在、サンテレビ「ビッグフィッシング」レギュラー、ラジオ大阪・月曜日「むっちゃ元気・オール阪神の週間釣り道楽」レギュラー。サンケイスポーツ、日刊ゲンダイ、週刊つりニュースなどに執筆中。釣りは何でもこなすが手軽に楽しめる防波堤の釣りや投げ釣りを好む。

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