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森永誠の釣り日和

2008.10.25 Saturday第28回和気あいあいと「タックルベリー家族でフィッシング」

1年の内で最も気候のいい10月。週末になると決まって各地で釣り大会や釣りイベントが開かれる。釣り普及の大会や親睦大会、あるいは釣り技術を競うものまで様々。そんな中、家族で1日釣りを楽しんでもらおうというデイリースポーツ社主催の「タックルベリー家族でフィッシング2008」が10月19日に兵庫県神戸市立平磯海づり公園で開かれた。今回で4回目を迎える同大会、昨年から私はゲストとして参加し、ベリーガールと司会を担当させてもらっている。
開会式1 開会式2
 昨年は少し肌寒い1日だったが、今年はTシャツ1枚で過ごせるほどの釣り日和。11時から受け付けが始まったが、すでにたくさんの家族が訪れ、釣り大会のスタートを心待ちにしている。初めて参加する家族や釣りが初体験の家族もあるので、釣りスタート前に「即席フィッシング教室」も予定されている。
 11時30分、ベリーガールの栗見真実さん、高橋優さん、そして私がステージに上がり時間通りに開会式が始まった。まず主催者側代表としてデイリースポーツ社の淡路谷勉さんから挨拶と競技説明があって、その後順調にスケジュールは進み、参加者が注目の即席フィッシング教室へ。このコーナーは私の得意分野であるが兵庫県釣連盟、兵庫県磯釣連合会のスタッフにお願いした。仕掛けの説明から、エサ付けまでやさしく説明するスタッフに参加者は熱心に聞き入り、釣りが始めてという家族はステージ前に移動する気合の入れようだった。この光景に「釣り大会は初心者が上位に入るのですよ。スタッフの話を忠実に守るから魚が釣れるわけで、私は釣りに慣れているからと自己流を貫き通す人は残念ながら…、ということがよくあるものです。ほら、そこの釣りが上手そうな人、気をつけてくださいね」と笑いを誘ったら、実際に釣り開始後10分もしないうちに、「初めての釣りですが、いわれた通りにしたら子どもが釣りました」と笑顔の報告。うれしかったですね。きっとこの家族はこれから釣りをずっと楽しむことでしょう。
フィッシング教室1 フィッシング教室2
 正午からお待たせの釣りスタート。竿、エサ、釣り道具を手にした家族が安全な釣り台に向かう。この大会は釣りだけでなく、おいしい漁師汁も参加者に振舞う。プロの料理人が味付けした漁師汁、昨年も大好評で1人1杯だったが、残った漁師汁に参加者が殺到したのを思い出す。今年も釣りスタート時から漁師汁を味わう参加者達。そのおいしさに「おかわりしたいな」の表情。実は主催者側は多めに漁師汁を作っている。釣りが終了して審査の待ち時間に食べてもらおうという配慮。そうそう、私もすぐに漁師鍋を1杯。魚のうまみが汁にまざり「うっまい」。もう1杯といいたいところだが、参加者の分が減ってしまうから我慢。
漁師汁1 漁師汁2
 正午からの釣り。釣り人なら誰もが分かっているが、朝夕のまずめタイムに比べるとあまり期待できないもの。それでも熱心な参加者達、休まずにスタッフのアドバイス通りに釣りをしてベラ、ガシラ、カワハギなどを次々に釣り上げていく。そのたびに家族は笑顔でいっぱい。釣りって本当にいいね、そう思う。
ベラ カワハギ
釣果! カワハギ2
 途中、私と栗見さん、高橋さんはイベントのひとつである「このお魚な〜に」クイズを実施。これは釣りをしている現場に3人が突撃して、子供達に魚の絵が描かれてあるフリップを見せ、その魚が何という名前か答えてもらい、見事に当たったら景品を進呈するというもの。フリップの魚はグレ、メバル、カワハギ、ガシラ、アジ、カツオ、そして少しハイレベルなアンコウとなっている。栗見さんと高橋さんが無作為にフリップを選び、次々に子供達にアタック。あっさりと答える子供に「やるね、さすが」と私。「う〜ん」と悩む子供にお父さんが小声で「○○」と耳打ち。うんいい連係プレー。中にも子供もお父さんも分からず「…」。ここで私の出番。子供しか聞こえない天の声を子供の耳元へ。そうすべての子供が正解となり景品をもらって誰もがにっこり。お父さん、お母さんもつられて笑顔。本当にいい光景だ。参加したすべての子供に行き渡るようにと1時間以上も3人は歩き回り少々疲れたが、子供の笑顔に触れると疲れも吹っ飛んでしまう。
クイズ2 クイズ1
 途中で驚く光景に遭遇。昨年の大会に参加した人のTシャツに何と昨年の同大会の写真がプリントされていたのだ。私とベリーガールを含めた記念写真で「今年はいいカメラを買いましたので、また写真お願いできませんか」と記念撮影。そして「Tシャツにプリントして来年も着て参加します」だって。さて、どんな写真に仕上がるか、いまから楽しみ。
Tシャツ1 Tシャツ2
 午後4時に釣りは終了。すぐに審査が始まったが持ち込まれた釣果にア然。釣れない時間帯に関わらず1人で2ケタ釣る人も多く、中にはマコガレイ30袖蕕鬘家釣る人もいた。ボーズはなかったようでスタッフは「釣れてよかった」と安堵感。  審査が終了してお待たせの表彰式。1尾重量の特別賞、1尾長寸の部優勝、総重量の部優勝と表彰が行われ、ラストは入賞できなかった家族にCDプレーヤー、クーラーボックス、折りたたみ自転車、キャスター付きバッグ、セイコー置き時計など豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会。賞品名が告げられ、そして抽選番号が発表されるたびに大きな歓声と溜め息が漏れていた。
表彰式1 表彰式2
表彰式3 表彰式4
表彰式5 閉会式
 午後5時、タックルベリー経営企画室室長・上田裕隆さんのお礼の挨拶で大会は終了した。長時間の大会にも関わらず参加者全員が最後まで残ってくれて、来年にまた会いましょうと誰もが約束を交わしていた。
 事故も怪我もなく本当に楽しい釣り大会で、帰り際「森永さん今日はありがとう、来年も来てくださいね」と声をかけていただきジーンの私。もちろん私にとっては今年一番の思い出に残る大会となった。

2008.10.20 Monday第27回 陣内さん藤井さんらと淀川マハゼ釣りロケ

最近のテレビは海や魚を素材にした番組が多くなったと感じませんか。年末になると決まって放映されるのが青森県大間のマグロ釣り。漁師とマグロの激闘ドキュメントは一般視聴者だけでなく、私を含めた釣り関係者をも引きずり込んでしまうほどハラハラドキドキで実に面白い。ゴールデンタイムに放映される「いきなり黄金伝説」も某局の看板番組で、お笑い芸人が素潜りで魚をモリで突くシーンは圧巻。ほかの番組でも海や釣りを素材にした企画が花盛りで視聴率を稼げるという話。
 釣りや海の環境などに取り組み、生業としている私にとってはうれしい限りで、かくいう私もサンテレビの「ビッグフィッシング」、ラジオ大阪「オール阪神の釣り道楽」のレギュラーで、どちらも自分でいうのは何だが人気番組。ラジオのスポンサーはタックルベリーさんで、その縁でこのコーナーも担当させてもらっている。釣り道楽は4年以上も続く生放送で「ラジオ聞いています。頑張って…」と声が掛かるたびにうれしくなり、もっと面白くてためになる話題をリスナーに提供しなくてはと常々思っている。
秋本番を迎えた関西では河口部のマハゼ釣りがシーズンに入った。大阪市内を流れる淀川もご多聞に漏れずマハゼのベストポイントで、連日2ケタ釣りでにぎわっている。「いまなら誰でも釣れます」といわれるほど絶好調で、休日になると川原には大勢の家族連れが並び竿をだしている。東京の江戸前のハゼは有名で、ヤカタ船でいただくハゼのテンプラは風情豊かで大人気。残念ながら関西ではそんなシステムはないが、手軽に誰もが楽しめる淀川のハゼ釣りは“秋の風物詩”としてファミリーフィッシングに支持されている。
9月中旬、知り合いの放送作家からテレビ番組のお手伝いを打診された。その番組とは朝日放送の深夜番組「レジェンド」。土曜日の午前零時30分から1時までの30分番組で、いま関西で人気絶頂の陣内智則さんと藤井隆さんが出演。
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大阪・淀川で「陣内さん、藤井さん、ゲストとの阪神さんで何か面白いことできませんか」とアドバイスを求められた。「いまマハゼ釣りがいいからそれを釣って食べませんか。それとあまり知られていませんが淀川のべっ甲シジミも採って食べたら…」と私。「それいいですね、面白そう。やりましょう」と即決だった。
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淀川のべっ甲シジミ。「エッ、大阪でシジミ採っているの」なんてよく聞かれるが、私自身も実は3年ほど前にこの事実を知った。大阪市漁協に話を聞くと古くは江戸時代からシジミ獲りは行われていたようだ。それが高度成長時代の環境悪化や公害により下火になったが淀川の環境、水質向上と共に復活して現在に至っているという。私も何度となくべっ甲シジミのシジミ汁を食べているがこれが実においしい。実はプリプリでブランド品「宍道湖のシジミ」にも負けない。そのべっ甲シジミ採りは時間の関係でやれなかったので、漁協に中サイズをロケ前に頂き、これをシジミ汁でいただこうとなった。快く提供していただいた大阪市漁港には感謝、感謝。
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ロケは10月1日に行われた。前日は雨で当日の午後まで天気はぐずつく予報。ところが予想に反していい天気で青空のもとロケはスタート。陣内さん、藤井さんとも本格的な釣りは初めてのため私が藤井さん、友人の村田さんが陣内さんの助っ人に回った。オール阪神さんは釣りのベテランなので1人でやってもらうことになった。
ディレクターが「釣れますか」と不安げに聞いてきた。というのもロケの進行上、釣り時間は20〜30分しないからだ。実はロケ前に下調べと竿を出した私と村田さん。マハゼの食いは活発でわずか10分で20尾ほど釣り、生きたままバケツに入れていた。「これくらいは簡単に釣れると思います」とバケツに入ったマハゼを見せると「こんなに釣れるの」と驚くディレクター。陣内さん、藤井さんも釣果に興奮して「早く釣ろう、釣ろう」とスタッフをせかせる。
ロケはすぐにスタート。淀川のマハゼは期待を裏切らないほどよく釣れて「釣りって面白い」「師匠(阪神さん)今度いっしょに釣りに行きましょうよ」と陣内さんと藤井さん。今回は釣り対決ということで数を競った3人。気になる主役3人の数釣り対決の結果は…、これは放映のお楽しみ。釣り対決は緊張感と随所に笑いがあって、助っ人の私達も大笑い。
陣内さん、藤井さんはすっかりと釣りにはまったようで、ディレクターに釣りができる企画を訴えていた。そしてお待たせの料理タイム。担当してくれたのは私達の釣り仲間で、そして大阪府和泉市内で家庭料理「うお井」を経営する魚井さん夫婦。許可をいただいた河川敷で釣りたてのマハゼを背開きにして、テンプラ粉をつけて油の中へ。ジュージューとマハゼの体全体に油が盛り上がり、時間の経過と共にフカフカに揚がっていく。見ているだけでよだれが出てくる。
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マハゼのテンプラ、そしてマハゼ丼、べっ甲シジミ汁、だれもが「うっまーい」「おいしい」と絶賛。淀川の恵をいただいた3人は大満足で秋の淀川を後にした。そうそう、残ったテンプラ類は当然のようにスタッフがおいしくいただいたのはいうまでもない。やはり釣りや魚が登場する番組は面白い、これを改めて感じた1日となった。
なお、レジェンドの淀川ロケは11月1日(土)に放送予定です。どうぞご覧下さい。
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森永誠
森永誠

森永誠(もりながまこと)
昭和31年に世界遺産で有名な鹿児島県屋久島で生まれる。中学1年で大阪に移り、大学卒業後に週刊釣りサンデーに入社して編集部員に。25年勤続したが廃刊を機に独立して編集プロダクション「オム・オーシャン」を設立。現在、サンテレビ「ビッグフィッシング」レギュラー、ラジオ大阪・月曜日「むっちゃ元気・オール阪神の週間釣り道楽」レギュラー。サンケイスポーツ、日刊ゲンダイ、週刊つりニュースなどに執筆中。釣りは何でもこなすが手軽に楽しめる防波堤の釣りや投げ釣りを好む。

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