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森永誠の釣り日和

2007.06.16 Saturday第2回 子ども達の描く大壁画でゴミ撲滅

「兵庫県明石に新名所 子ども達の描く大壁画でゴミ撲滅」

釣り場のゴミ問題、最近は釣り人も意識するようになりマナーは向上していますが、それでも有名な釣り場はシーズンになるとゴミの山と化してしまいます。残念ですね。1人、1人がゴミを持ち帰る習慣を身につけたら、こんな問題はあっという間に解決するのですが…。

ゴミのない釣り場にしようと、各地で釣り人や各種団体、行政だっていろいろ取り組んでいます。

そんな中、ちょっと変わったクリーン作戦が兵庫県明石で行なわれています。何と堤防に巨大壁画を描き、ゴミのポイ捨て禁止を呼びかけているのです。

この壁画を製作しているのはNPO法人「医療・環境サポート協会」で地元の衣川中学校の芸術部を中心に、聴覚障害児と健常児の子どもたちが参加して昨年の5月から作業がスタートしました。
この作業に携わった中学生に現地で話を聞く機会がありました。誰もが熱心にそしてきれいな漁港になることを祈りながら炎天下時に絵を描いたそうです。
「絵が完成していくのがうれしくて、周りの人達も声援してくれたから頑張れました」と真っ黒に日焼けした笑顔が印象的でした。


巨大壁画は子ども達の協力によって7月23日に完成しました。高さは4・5叩長さは約33辰如¬誓个鮠歡Г垢襯泪瀬海鬟瓮ぅ鵑縫泪瀬ぁ▲船漫淵ロダイ)、サメ、ウツボなどがいっぱい描かれています。もちろん「ゴミを捨てるな」のキャッチフレーズもあります。「この壁画の作業時からゴミは一気に少なくなりました。このきれいな壁画の下でポイ捨てはできませんからね」とは同協会の五島理事長。五島さん自身が釣り人で、釣り場の環境を守るためにはどうすべきかと悩み、この巨大壁画にたどり着いたそうです。


今年も継続して第2作業が4月20日からスタートして、6月10日に終了しました。昨年の壁画と合わせると全長48叩∈Gは大壁画の上に1・2辰諒媛茲盍粟しました。昨年に続いて衣川中学校の芸術部、そして幼稚園児から大学生、一般の人も集まりわきあい合いと順調に作業は進みました。

今回の目玉は明石城、魚の棚、明石と友好都市である中国・無錫市の名所などで、その壮大で美しい壁画を見たいと訪れる人が後を絶たないようです。
いまではちょっとした新名所になっているようで、もちろんゴミ問題も意識する人が多くなったことを五島理事長は喜んでいます。この壁画はあと2年ですべて完成だそうです。

このようなゴミ問題をテーマにした取り組みが各地で進んでいくことを願うばかりですが、忘れちゃいけないのは私たちが絶対にゴミを出さない、そんな意識を持つことが大事なのです。自分たちの釣り場は自分たちで守る、それを再確認させられた大壁画でした。



●今週の一押し
 さて、今週のお勧め釣り場を紹介します。和歌山県湯浅湾内の半夜釣りの乗合船でシーズンのタチウオが釣れ出しました。今季はサイズがいいのが特徴で、誰もが1奪ーバーを仕留めています。数にしても慣れた人は4、5時間の釣りで50尾以上と絶好調です。タチウオは釣る楽しみだけでなく食としても大人気で、特にご主人の帰りを待つ奥さんには大好評です。というのもタチウオは下処理がとても簡単で、冷凍していても味があまり落ちない魚だからです。ウロコはなく腹ワタも少々、ぶつ切りするだけと短時間ですむのが受けているのです。釣り方ですがタチウオテンヤにサバの切り身を刺して、底からゆっくりゆっくりと仕掛けを上げていきます。するとガツガツとタチウオがアタックしてきます。ただその合わせのタイミングが難しく、それをいち早くつかんだ人が数釣っているのです。例年8月いっぱい釣れるので今後も有望です。
▼乗合船は湯浅丸(筍娃沓械掘Γ僑押Γ械械毅后棒藺紊硫函吻籠隠僑魁Γ毅隠娃亜剖雹梓檗吻籠隠僑魁Γ械械械魁

2007.06.01 Friday第1回 森永誠の“釣り日和”がスタートします。

「初めまして。今回から森永誠の“釣り日和”がスタートします。」
このコーナーでは関西を中心とした釣りのよもやま話や面白情報などを皆様にお届けします。

さて、第一回目はいま関西で大流行の「海上釣り堀」について話します。

世間では空前の好景気だといっていますが、残念なことに釣り業界はまだまだ不況の真っただ中で、磯や防波堤の渡船店や釣り船業者は前年に比べて釣り客は半分以下だと嘆いています。

そんな状況の中、海上釣り堀だけは大盛況で場所によっては大入り満員で釣り客を断っているところもあります。

20070530-02.jpg数年前までは自然の魚を釣るのが当たり前で、釣り堀で釣りをしていたら、「イケスの中にいる魚を釣って何が面白いの」という答えが返ってきました。
すなわち釣り堀の釣りは“邪道”という認識が釣り人の中にあったのです。
ところが海上釣り堀で実際に竿を出してみると、最初は誰にでも釣れるのですが、時間が経過してくると魚がすれて、釣り堀に精通した人だけしか釣れないのが常なのです。

少々釣りに自信のある人は首をかしげ「なんで釣れないの」と悩んでしまいます。
釣り堀ではエサのローテーションも釣果を決めるなど、やればやるほど奥が深くて「釣り堀をバカにできない」という声があちらこちらから聞かれます。
この光景に「たかが釣り堀、されど釣り堀」と常連さんは笑いながらも胸を張っています。



また、海上釣り堀のターゲットはマダイをメインにシマアジ、カンパチ、ブリといったような高級魚ばかりで、サイズにしても私が出かける和歌山県唐尾(かろ)の「釣り堀・紀州」では80詑罎梁腑泪瀬ぁ70〜80造離ンパチ、ブリにいたっては90詑罎狙えます。このサイズを一度でもヒットさせるとそのパワーにぞっこんで、病み付きになってしまいます。

そして海上釣り堀は足場が抜群によく子どもからお年寄り、女性も安心して楽しめます。これも人気の一つです。私がレギュラー出演しているサンテレビ「ビッグフィッシング」のメイン司会者は釣り好きのオール阪神さんです。阪神さんも釣り堀大好きでよく一緒に出かけて楽しんでいます。

20070530-04.jpg先日も釣り堀・紀州に阪神さん、タレントの修さんと出かけました。

修さんは釣り堀に出かけるのは初体験でしたがカンパチ、シマアジを次々にヒットさせて大興奮。

「オレここに家建てて釣りまくる」

と叫ぶ修さんでした。
私は釣り堀初体験の人を何度となく案内していますが誰もが夢中となり、いまでは釣り堀にはまってしまい、毎週のように通い詰める友人もいます。

20070530-06.jpg海上釣り堀の基本エサはマダイ、シマアジが練りエサで、青物は生きたアジを使って狙います。
ところが私たちのメンバーは研究心旺盛でいろいろなエサを試しています。
何と子どもおやつである「ハイチュー」のメロン味でマダイを釣っています。最近は鳥のささ身は一般的となり、それも黄色に染めて釣る人が多くなりました。これも私たちの仲間が始めたのです。
以前にいたずら心でお弁当に入っている卵焼きをエサにしたところ、一発でマダイがヒットして大笑いしたことがあります。いろいろなエサでやってみる、これも海上釣り堀の面白さではないでしょうか。
いまでは海上釣り堀の専用竿や仕掛けも市販されています。ブームは今後も続きそうです。
皆さんも一度出かけてその面白さを体験してください。次回からは私のお勧め釣り場も公開します。ご期待ください。
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森永誠
森永誠

森永誠(もりながまこと)
昭和31年に世界遺産で有名な鹿児島県屋久島で生まれる。中学1年で大阪に移り、大学卒業後に週刊釣りサンデーに入社して編集部員に。25年勤続したが廃刊を機に独立して編集プロダクション「オム・オーシャン」を設立。現在、サンテレビ「ビッグフィッシング」レギュラー、ラジオ大阪・月曜日「むっちゃ元気・オール阪神の週間釣り道楽」レギュラー。サンケイスポーツ、日刊ゲンダイ、週刊つりニュースなどに執筆中。釣りは何でもこなすが手軽に楽しめる防波堤の釣りや投げ釣りを好む。

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