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森永誠の釣り日和

2008.10.20 Monday第27回 陣内さん藤井さんらと淀川マハゼ釣りロケ

最近のテレビは海や魚を素材にした番組が多くなったと感じませんか。年末になると決まって放映されるのが青森県大間のマグロ釣り。漁師とマグロの激闘ドキュメントは一般視聴者だけでなく、私を含めた釣り関係者をも引きずり込んでしまうほどハラハラドキドキで実に面白い。ゴールデンタイムに放映される「いきなり黄金伝説」も某局の看板番組で、お笑い芸人が素潜りで魚をモリで突くシーンは圧巻。ほかの番組でも海や釣りを素材にした企画が花盛りで視聴率を稼げるという話。
 釣りや海の環境などに取り組み、生業としている私にとってはうれしい限りで、かくいう私もサンテレビの「ビッグフィッシング」、ラジオ大阪「オール阪神の釣り道楽」のレギュラーで、どちらも自分でいうのは何だが人気番組。ラジオのスポンサーはタックルベリーさんで、その縁でこのコーナーも担当させてもらっている。釣り道楽は4年以上も続く生放送で「ラジオ聞いています。頑張って…」と声が掛かるたびにうれしくなり、もっと面白くてためになる話題をリスナーに提供しなくてはと常々思っている。
秋本番を迎えた関西では河口部のマハゼ釣りがシーズンに入った。大阪市内を流れる淀川もご多聞に漏れずマハゼのベストポイントで、連日2ケタ釣りでにぎわっている。「いまなら誰でも釣れます」といわれるほど絶好調で、休日になると川原には大勢の家族連れが並び竿をだしている。東京の江戸前のハゼは有名で、ヤカタ船でいただくハゼのテンプラは風情豊かで大人気。残念ながら関西ではそんなシステムはないが、手軽に誰もが楽しめる淀川のハゼ釣りは“秋の風物詩”としてファミリーフィッシングに支持されている。
9月中旬、知り合いの放送作家からテレビ番組のお手伝いを打診された。その番組とは朝日放送の深夜番組「レジェンド」。土曜日の午前零時30分から1時までの30分番組で、いま関西で人気絶頂の陣内智則さんと藤井隆さんが出演。
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大阪・淀川で「陣内さん、藤井さん、ゲストとの阪神さんで何か面白いことできませんか」とアドバイスを求められた。「いまマハゼ釣りがいいからそれを釣って食べませんか。それとあまり知られていませんが淀川のべっ甲シジミも採って食べたら…」と私。「それいいですね、面白そう。やりましょう」と即決だった。
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淀川のべっ甲シジミ。「エッ、大阪でシジミ採っているの」なんてよく聞かれるが、私自身も実は3年ほど前にこの事実を知った。大阪市漁協に話を聞くと古くは江戸時代からシジミ獲りは行われていたようだ。それが高度成長時代の環境悪化や公害により下火になったが淀川の環境、水質向上と共に復活して現在に至っているという。私も何度となくべっ甲シジミのシジミ汁を食べているがこれが実においしい。実はプリプリでブランド品「宍道湖のシジミ」にも負けない。そのべっ甲シジミ採りは時間の関係でやれなかったので、漁協に中サイズをロケ前に頂き、これをシジミ汁でいただこうとなった。快く提供していただいた大阪市漁港には感謝、感謝。
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ロケは10月1日に行われた。前日は雨で当日の午後まで天気はぐずつく予報。ところが予想に反していい天気で青空のもとロケはスタート。陣内さん、藤井さんとも本格的な釣りは初めてのため私が藤井さん、友人の村田さんが陣内さんの助っ人に回った。オール阪神さんは釣りのベテランなので1人でやってもらうことになった。
ディレクターが「釣れますか」と不安げに聞いてきた。というのもロケの進行上、釣り時間は20〜30分しないからだ。実はロケ前に下調べと竿を出した私と村田さん。マハゼの食いは活発でわずか10分で20尾ほど釣り、生きたままバケツに入れていた。「これくらいは簡単に釣れると思います」とバケツに入ったマハゼを見せると「こんなに釣れるの」と驚くディレクター。陣内さん、藤井さんも釣果に興奮して「早く釣ろう、釣ろう」とスタッフをせかせる。
ロケはすぐにスタート。淀川のマハゼは期待を裏切らないほどよく釣れて「釣りって面白い」「師匠(阪神さん)今度いっしょに釣りに行きましょうよ」と陣内さんと藤井さん。今回は釣り対決ということで数を競った3人。気になる主役3人の数釣り対決の結果は…、これは放映のお楽しみ。釣り対決は緊張感と随所に笑いがあって、助っ人の私達も大笑い。
陣内さん、藤井さんはすっかりと釣りにはまったようで、ディレクターに釣りができる企画を訴えていた。そしてお待たせの料理タイム。担当してくれたのは私達の釣り仲間で、そして大阪府和泉市内で家庭料理「うお井」を経営する魚井さん夫婦。許可をいただいた河川敷で釣りたてのマハゼを背開きにして、テンプラ粉をつけて油の中へ。ジュージューとマハゼの体全体に油が盛り上がり、時間の経過と共にフカフカに揚がっていく。見ているだけでよだれが出てくる。
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マハゼのテンプラ、そしてマハゼ丼、べっ甲シジミ汁、だれもが「うっまーい」「おいしい」と絶賛。淀川の恵をいただいた3人は大満足で秋の淀川を後にした。そうそう、残ったテンプラ類は当然のようにスタッフがおいしくいただいたのはいうまでもない。やはり釣りや魚が登場する番組は面白い、これを改めて感じた1日となった。
なお、レジェンドの淀川ロケは11月1日(土)に放送予定です。どうぞご覧下さい。
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森永誠
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森永誠(もりながまこと)
昭和31年に世界遺産で有名な鹿児島県屋久島で生まれる。中学1年で大阪に移り、大学卒業後に週刊釣りサンデーに入社して編集部員に。25年勤続したが廃刊を機に独立して編集プロダクション「オム・オーシャン」を設立。現在、サンテレビ「ビッグフィッシング」レギュラー、ラジオ大阪・月曜日「むっちゃ元気・オール阪神の週間釣り道楽」レギュラー。サンケイスポーツ、日刊ゲンダイ、週刊つりニュースなどに執筆中。釣りは何でもこなすが手軽に楽しめる防波堤の釣りや投げ釣りを好む。

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